神社の豆知識や神社のアレコレを紹介します。
お祭りに
ついて
「まつり」という語は「たてまつる」の意。貴重な存在に奉仕することを言います。
したがって、たとえ神職ひとりでも、神様への奉仕が伴えば、立派なお祭りです。
それらを含めると中小の神社で年に十数回、大社になると数十~数百のお祭りが行われています。
まさに、神社はお祭りのための場なのです。
おみくじに
ついて
おみくじというのは「おみ」=「御神」という漢字が元で丁寧語の「御」や「神」を頭につけて、普通のくじとは一線を画しています。
神社という神の眼前の場所で、くじをひく事によって、より神の意思を正確に受け取る一歩上のくじという感じです。
それが、「御神籤(おみくじ)」なのです。
ちなみにですが、大凶が入っている神社はほぼありません。
凶も入れないのが一般的です。
縁起の良い順は大吉、吉、中吉、小吉、末吉、凶、大凶です。
ごくまれに凶を引く方もいらっしゃいますが、数がとても少ないのである意味では運がいいのかもしれません・・・
また、読み終えたくじは境内の樹木に結びつけるのも悪くはありませんが、神様からのメッセージとして持ち歩き、新しいおみくじをひいたときに神社に納めるのが最良の方法です。
おみくじは運を計るバロメーターではなく、神様の意思の顕れなので、ひいた後にどう活かすのかが問われています。
神主と巫女
「神主」の意味は時代によって多少違っていますが、一般には神に奉仕する者を指します。
現代神道では神職と言われています。
宮司は神社の長をあらわし、祭祀を主導するだけでなく、経営や管理も行います。
会社であてはめると社長と呼んでもいいかもしれません。
ちなみに大きい神社になると宮司以下、禰宜(ねぎ)、サポート役として権禰宜(ごんねぎ)という役職があります。
一方、巫女は神職ではありませんがいらっしゃる神社もございます。
ただ、古代においては男性の神主より女性の方が祭祀において重要な役割を果たしていました。
神の降臨を願い、その神霊を憑依させて託宣を得るというのが、巫女の役割でした。